私たちが行っている森林・林業は、森林から木材などの林産物を生産する事業であるとともに、その事業活動により森林や山村地域の持つ多面的機能を発揮させ、山村地域における雇用の確保や地域経済活動に貢献する事業です。
特に近年では、多様な国際社会や国内情勢の中で、地球温暖化対策として温室効果ガス削減のため、森林整備による森林吸収量の確保や排出削減のための木質バイオマス利用など、景気経済対策として木材の安定供給や雇用創出機会の拡大、さらには持続可能な開発目標(SDGs)による取り組みに向けて、FSC®︎森林認証とともに大きな期待を寄せられています。
こうした状況の中で、持続的に森林を管理していくためには広く社会に理解かつ信頼され選ばれる森林組合として、伐って、使って、植えて、育てる循環事業として森林を管理し、環境負荷の少ない資源である木材を有効活用していくための木材生産と木材加工、木材の提供を継続的に行うことが重要です。
そしてこのような事業活動を後世に伝えるためにも、組合員の皆様との信頼、連携、協働による森林資源の循環事業が、未来の森林共生社会の構築につながるものと信じ、行動指針21「山中八策」を定めて行動しています。
森林との共生の絆を強め、生態系を豊かにする森林施業を行います。
森林の蓄積を減らさない持続可能な森林経営を行い、
森林からの恵みを活かし地域の発展に努めます。
水源林や河畔林は、私たちの水瓶と四万十川の清流を守ることを第一とした保全管理に努めます。
森林の持つ癒し、リフレッシュ、空気浄化、水源涵養、国土保全など
多くの公益的な機能について、広く国民に理解を求める活動をします。
森林は人類の宝と位置付け、都市住民と連携した森林づくりを進めます。
循環型社会における木材の価値を再認識し、その利用拡大に努めます。
事業活動における環境や社会への影響を科学的に評価し、
適切な事業活動を行います。
森林を汚さない、傷つけない生活を心がけ、森林を愛し、
森林に遊ぶ従業員を育てます。